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野菜、果物を利用した食用油を開発・・・・肥後製油

 食品製造業の肥後製油梶i大津町室、木浩二社長)は、熊本県産の野菜や果物を利用した高機能の食用油の研究・開発を進めている。
 現在流通しているサラダ油などの食用油が、製造工程の中で植物が本来持っている栄養素の大半が失われてしまうことを受け、より栄養価の高い食用油を作ることを目的に行っているもの。
 開発では、内部を真空状態にして加熱することができる設備「真空加熱式レオニーダ」を導入。既存の食用油に、トマト、ホウレンソウ、ニンジンなどを品目ごとにそれぞれ乾燥し、漬け込み、加熱することで、野菜や果物が持つ栄養素が染み出し、より栄養価の高い食用油ができるという結果を得た。今後は多くの品目で研究を進めるとともに、販売に向けた価格設定やマーケットの特定ならびにペット市場での展開なども視野に入れているという。研究・開発にあたり、熊本県中小企業団体中央会(熊本市中央区安政町)の2013年度補正「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業」の補助金を利用した。
 同社は1948(昭和23)年設立。資本金は1千万円。従業員数は9人。2015年10月期の売上高は2億8千万円。
_くまもと経済 業界NAVI_:2016年11月29日発行 No.426

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