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水資源や環境保全に取り組む団体として認証・・・・JA菊池

 JA菊池(菊池市旭志川辺、三角修代表理事組合長)は8月21日、熊本県から水資源の保全や環境に優しい農業に取り組む団体として認証された。
 2015年に制定された「地下水と水を育む農業推進条例」に基づき、良質な地下水と肥沃な土を後世に引き継ぐため、地下水と土を育む農畜産物の生産基準を定め、基準に則して生産された農畜産物を認証するもの。第一弾の認証として飼料用米を使って同JAのブランド「えこめ牛」を出荷している同農協が選出された。
 一般的な肥育用エサの大部分はアメリカ産トウモロコシで、約2万q離れた地域から運ばれ、「えこめ牛」のエサを、菊池地域で生産した飼料用米に代替することで、輸送に伴うCO2削減につながる。また、同飼料用米は菊池地域で約100ha以上作付され、水田に水が張られることで、地下水涵よう量の向上が期待されるという。
 三角組合長は「牛の飼料が北アメリカから運ばれてくるとき、多くの燃料を消費しながらCO2を発生している。それを国内地域内で飼料を生産したら、フードマイレージも良いのではと考えた。また、水田に飼料用米を作付することで、休耕田が水田に復活し、地下水の涵ようにもつながる。地下水100%で賄われている熊本市民の飲料用に30〜40年先に貢献できると思う」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2017年11月30日発行 No.438

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