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くまもとDMC設立、香港「櫓杏」など地方創生貢献で大臣表彰・・・・肥後銀行

 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部は2月27日、肥後銀行(熊本市中央区練兵町、甲斐隆博頭取)が進める観光と食を軸とした地域振興の取り組みを、地方創生に貢献する金融機関などの「特徴的な取組事例」に認定、表彰した。
 九州財務局で創生本部の唐澤剛地方創生総括官が甲斐頭取に表彰状を贈った。
 同行では一昨年12月、県と共同で観光地域づくりの戦略会社鰍ュまもとDMC(熊本市中央区上通町、村田信一社長=当時)を設立、ビッグデータ分析による地域マーケティングや地域食材の発掘、着地型旅行商品の造成などを進めている。
 また、昨年4月には香港に現地資本と共同で熊本のアンテナショップとなる県産食材レストラン「櫓杏」を出店、県産品の輸出拡大、ブランド化の支援、観光プロモーションなどに取り組んでいる。
 同本部では昨年から「特徴的な取組事例」の公表を始め、2017年度は全国から報告された約1100事例の中から37事例(55金融機関)を選定した。県内金融機関の同事例認定は肥後銀行が初。
 唐澤創生本部総括官は、「アンテナショップを香港につくり食材を供給し、ビジネスベースで黒字にしているのは全国で初めてだと思う。こうした積極的な取り組みが全国に広がればと思う。国も支援するが、最終的には自前でやるビジネスに育たないと続かない」と、ビジネスベースでの取り組みとその成果を評価した。
 甲斐頭取は、「熊本の農業、観光分野を振興させる事業開発型プロジェクトとしてスタートさせた『くまもとDMC』や『櫓杏』が評価されたことは大変うれしい。熊本経済を底上げできるのは農業と観光の分野だと思う。事業として収益を上げられないと長続きしない。その点は銀行の“目利き力”で補うことが必要だろう。さらに関わりを強めていきたい」と話した。
_くまもと経済 業界NAVI_:2018年3月30日発行 No.442

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