熊本工業高校で教師対象にドローン講習・・・・九州ドローンスクール

　一般社団法人九州ドローンスクール（熊本市中央区大江２丁目、深浦修代表理事）は１２月６日、県立熊本工業高校で第１回ドローン導入講習会を開いた。同校の文部科学省２０１８年度「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール（ＳＰＨ）」指定に伴う取り組みの一環。
　文部科学省では、社会の第一線で活躍できる専門的職業人を育成するため、先進的な取り組みを行う専門高校を指定し研究開発を行う「ＳＰＨ」事業を２０１４年度から実施しており、同校は１８年度新規採択校（全国で８校）に指定された。同校の研究開発課題は「創造的復興をリードする災害対応型エンジニアの育成」。指定期間は原則３年。
　第一回講習は、土木科と建築科の教師８人を対象に、ドローンの操縦技能講習を同校体育館で開いた。深刻な人手不足を背景に国土交通省では、測量から設計、施工、検査、維持管理まですべての事業プロセスにＩＣＴを導入し、建設土木関連産業の生産性向上を目指す「ｉ‐Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ（アイ・コンストラクション）」を推進しており、先端技術導入の機運が高まっている。今回のドローン講習はその一環。熊本工業高校では１９年度から授業にドローンを取り入れる予定で、県内の高校では初となる。