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売上高は6・5%減の11億7千万円・・・・ 熊本バス

 熊本バス梶i熊本市東区画図町重富、岩田昭彦社長)の2019年3月期決算は、売上高が前期比6・5%減の11 億7千万円、経常損益は2億5700万円の赤字(前期は2億1500万円の赤字)となったが、不採算路線などへの国、県、沿線自治体からの地方バス運行補助金2億7200万円を特別利益に計上した結果、当期純利益は同58・0%減の850万円となり、4期連続で黒字を確保した。
 主力の乗り合いバス事業は、熊本地震で被災し一部施設が休館していたイオンモール熊本が18年7月にグランドオープンしたことで、同地に乗り入れているバス利用者が増加したが、運転手不足に伴うダイヤ改正などの影響で、営業収入は前期比0・5%減。貸切バス事業は、運転手不足による受注制限を強いられ同3・4%減。自動車学校事業は、二輪免許の入校生数減少などで同1・3%減。旅行事業も前期に5年ごとに実施された大口団体旅行相当分の売り上げが確保できず、同20・3%の大幅減となった。一方、営業費用は定年退職者の増加に伴う人件費の増加や軽油価格の高騰による燃料費の増加などがあったが同2・8%減にとどまった。
 20年3月期決算は、桜町再開発事業の完成でバスターミナルの運用開始に伴う利用者増や国際スポーツ大会の観戦者輸送に伴う貸切バス事業の売り上げ増などを要因に、微増ながら増収増益を見込んでいる。  

監査役に福田八洲士氏

 役員人事では、6月27日に株主総会と取締役会を開き、監査役に元取締役の福田八洲士氏を選任した。永脇敏彦監査役は退任した。
 福田八洲士(ふくだ・やすし)監査役は熊本市出身、1953( 昭和28)年4月2日生まれ、66歳。法政大学経営学部卒。78年3月同社入社、2007年1月自動車部長、08年6月取締役旅行事業部長を経て、18年6月退任。19年6月監査役就任。
_くまもと経済 業界NAVI_:2019年8月30日発行 No.459

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