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合志市にがん免疫統合医療のクリニックを開院・・・・玉名地域保健医療センターの赤木院長

 地方独立行政法人くまもと県北病院機構玉名地域保健医療センターの赤木純児院長は、合志市竹迫にがんの免疫統合医療を専門とするクリニックを建設し、来年1月14日に新規開業を予定している。
 名称は「熊本がん免疫統合医療クリニック」。場所は合志市竹迫の大型商業施設「アンビー熊本」エリア内、物産館「志来菜彩」西側。敷地面積は約2800u。建物は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約2800u。1階が診療スペースや受付・事務スペースなど、2階が水素ガス免疫療法の機器を備えたリハビリスペースなど。診療科目は腫瘍免疫、内科、外科、胃腸科で、主にがん治療・検診に特化していくほか、未病の健康予防にも取り組んでいく。同クリニックでは、ハイパーサーミアによる温熱療法、水素ガス治療、オプジーボをはじめとした免疫チェックポイント阻害剤などを使い、これに化学療法や放射線治療などの標準治療を組み合わせていく。そのほか、2階のスペースを活用し、ヨガなども実施していく。また、遠方からの治療に対応するために周辺宿泊施設と連携していくという。医師は常勤非常勤含め2〜3人、スタッフ数は合計約20人を予定。
 赤木院長は「免疫力を上げながら、がん治療を行うことに主眼を置くとともに、まだ病気ではないが免疫的には病気に近い未病≠フ状態の発見や治療にも取り組んでいきたい」と話している。
 赤木純児院長は1954年生まれ、長崎県佐世保市出身。77年九州大学文学部卒業後、宮崎医科大学(現・宮崎大学医学部)に入学し、83年に卒業。89 年熊本大学大学院医学研究科博士課程修了。92年アメリカのNIH(国立衛生研究所)のN C I(米国がん研究所)リサーチフェローとして留学。95年熊本大学医学部付属病院第二外科、2000年国立病院機構熊本南病院、10年玉名地域保健医療センター院長。19年12月で同退職後、20年1月に熊本がん免疫統合医療クリニックを新規開業予定。腫瘍免疫専門医。日本外科学会専門医・指導医。日本消化器外科学会専門医・指導医。日本がん治療認定医。日本統合医療学会認定医。日本統合医療学会理事・熊本県支部長。国際水素医科学研究会理事長。
_くまもと経済 業界NAVI_:2019年10月30日発行 No.461

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