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6月期決算は売上高が2%増の26億円・・・・イズミ車体製作所

 検診車、特種車、福祉車両などのメーカー潟Cズミ車体製作所(大津町岩坂、國武幸弘社長)の2019年6月期決算は、売上高が前期比2%増の26億463万円で過去最高の売り上げを記録、また、経常利益は36%減の7079万円となり増収減益となった。
 第69期目となった決算は、営業の早期受注と前倒し生産により工程を工夫。派遣社員や外注先にも協力を仰いだ。また、毎週水曜日のノー残業デーや基準内の残業時間を守りつつ納期に遅れることなくすべての車両を納車。そのため売上高は過去最高の結果となった。製造原価の面では、材料費は前年並みだったが、外注費の高騰が顕著で、前期比2%増の20億9664万円だった。販売管理費は、社員増による人件費の増加、社員の待遇改善や福利厚生の充実など社員への利益還元を推進したため、同11%増の4億2367万円になった。
 一方、利益面では営業利益が同31%減の8432万円、営業外損益、特別損益などを加減した結果、経常利益は同36%減の7079万円の減益となった。
 同社の古庄忠信会長は「今年度もさらなる受注増加が見込まれており、工程の調整にも心血を注いでいる。品質日本一≠ヨの挑戦も継続して行い、勉強会や研修を通じて社員個人個人の能力アップにも取り組む。また、売り上げに関しては、特装車両売上高を29億円、福祉車両や車検・板金修理、その他売上高を総じて30億円を目指していく」と話している。  

大津支援学校などに液晶テレビなどを寄贈

 また同社は9月18日と25日、肥後銀行が取り扱う「学び舎応援私募債」発行に伴い、熊本県立大津支援学校と熊本県立ひのくに高等支援学校に記念品を贈呈した。
 同私募債は、発行した企業が指定する県内学校に対し、肥後銀行が発行額0・2%相当額の教材などの物品を寄贈するもの。発行額は1億円で償還期間は5年間。18日は熊本県立大津支援学校(國友明彦校長)に液晶テレビ1点とディスプレイスタンド1点を、25日は熊本県立ひのくに高等支援学校(中山龍也校長)に製氷機1点、冷蔵庫1点、書籍32点を贈呈した。
 同社は1931年創業。検診車、特種車、福祉車両などを製造。特に特種車両の一つ「検診車」の生産台数・シェアは日本でもトップクラスを誇る。資本金4319万円、従業員数は111人となっている。
_くまもと経済 業界NAVI_:2019年11月29日発行 No.462

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