就職決定率は０・９ポイント減の９７・４％・・・・熊本県立大学

　熊本県立大学（熊本市東区月出３丁目、白石隆理事長）の２０１９年３月卒業者の就職決定率は９７・４ ％（ 男９６・５ ％、女９７・８％）で、前年に比べて０・９ポイント減少した。過去２番目に高い就職率。
　卒業者数４９５人（男１７８、女３１７）のうち、就職希望者が４２２人（男１４３、女２７９）で、４ １ １ 人（ 男１ ３８、女２７３）が決定した。県内就職者数は２１４人で決定者の５２・１％を占めた。学部別では文学部が９８・７％で前年比０・１ポイント増、うち日本語日本文学科が１００％、英語英米文学科が９７・５％だった。環境共生学部が９８・９％で同１ポイント増、うち環境共生学科と食健康科学科が１００％、居住環境学科が９７・２％。総合管理学部は９６・５％で同１・９ポイント減。求人件数は１０９６件で前年比１１７件減、そのうち県内は２６１件で同３２件減少した。
　井伊宏憲キャリアセンター参事は「就職率は昨年を下回ったが、過去２番目の高水準だった。今後就職戦線が不透明な中、キャリアセンターとしても、毎週１回実施している就職セミナーなどを通じて情報発信を行い、学生目線に立った就職支援を行っていく」と話している。
　主な就職先は九州産交ホールディングス（７人）、肥後銀行（５人）、日本郵便（４人）、熊本赤十字病院（４人）、済生会熊本病院（４人）、再春館製薬所（３人）、ＫＭバイオロジクス（３人）、ＲＫＫコンピューターサービス（３人）、熊本計算センター（２人）、全日空（２人）、国立大学法人熊本大学（２人）などのほか、公務員・教員の合格者は熊本県、熊本市、熊本県警、県下各市町村、熊本労働局、九州農政局、国税専門官、熊本県教員、熊本市教員、福岡県、鹿児島県など６２人。