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19年の取扱量は1万4千TEU・・・・熊本港の輸出入状況

 熊本港の2019年(令和元)年の輸出入状況は、熊本県の集計によると取扱総量が1万4千TEUで前年の1万2092TEUから約15%増加している。
 輸出入の主要相手国は、中国、韓国、ベトナムなど。1TEU=20フィートコンテナ1個。
 取扱量の伸びの主な要因は、本田技研工業熊本製作所が17年7月から熊本港での利用を開始したことが大きい。国内唯一の二輪製造拠点である熊本製作所で国内生産を再開され、中国・ベトナムなどからの部品の輸入が本格化している。そして11月からは、東南アジアからの二輪完成車両輸入で初めて、熊本港の利用も開始されている。これまでの大阪港で陸揚げし陸送していたものを、輸送コスト削減や災害リスクの分散化などを考慮し一部の製品を熊本港へシフトしたもの、本田技研の熊本港利用量は、現在、同港全コンテナ取扱量の22%を占めているが、今後さらに拡大すると思われる。
 輸出入の国別、品目別取扱状況では、輸出相手国は、韓国27%、中国21%、ベトナム17%、インドネシア15%、タイ12%、以下、シンガポール、マレーシア、インド、パキスタン、フィリピンなど。輸出品目では、再利用資材35%、染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品15%、二輪自動車13%、金属くず13%、輸送用容器6%、その他、衣料品・身廻品・はきもの、自動車部品、産業機械、動植物性製造飼肥料、木製品など。
 一方、輸入相手国は、中国32%、韓国23%、ベトナム18%、タイ13%、以下、ロシア、インドネシア、カナダ、インド、マレーシア、メキシコ、ドイツ、イタリアなど。輸入品目では自動車部品35%、金属製品12%、木製品10%、非鉄金属10%、動植物性製造飼肥料6%、以下、染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品、鋼材、家具装備品、豆類、取合せ品などとなっている。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年3月2日発行 No.465

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