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県内賃上げ額は平均で月額4524円・・・・連合熊本

 連合熊本(熊本市南区出仲間8丁目、友田孝行会長)は4月7日、2020年春季生活闘争の賃上げ回答集計結果(4月6日現在)を発表し、県全体の賃上げ額(定期昇給分を含む)は月額平均で4524円となり昨年同期比の調査結果を597円下回った。賃上げ率は1・87%で、前年から0・08ポイント低下した。
 調査は連合熊本傘下の労働組合向けに毎年実施しているもの。2020年は県内39の労働組合(組合員数7160人)が回答。規模別では組合員数300人以上の労働組合では4712円と前年同期比を872円下回り、300人未満の中小労働組合では4424円で前期比を176円下回った。
 賃上げ分が明確に示されている24組合(3805人)では、定期昇給分を除く賃上げ額が54円減の1197円だった。このうち、組合員数300人以上の4組合(約1600人)は255円減の1062円だったが、300人未満の20組合(約2200人)では前期比264円増の1300円だった。
また全国2277組合(約214万2千人)の定期昇給分を含む賃上げ額は同期比を651円下回る5761円で、賃上げ率は1・94%だった。
 連合熊本は「県内の回答組合数39のうち32が300人未満の中小組合。厳しい状況の中でも中小組合の努力が示されたと受け止めている」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年4月28日発行 No.467

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