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蓄電池搭載のデジタル胸部検診車を導入・・・・熊本県総合保健センター

 公益財団法人熊本県総合保健センター(熊本市東区東町4丁目、福田稠理事長)はこのほど、県内で初めて蓄電池搭載のデジタル胸部検診車を1台導入した。
 競輪やオートレース振興事業の公益財団法人JKA(東京都)から2019年度補助事業に認定され、導入したもの。従来の検診車は発電機を使用し、排気ガスや振動、騒音などが発生していたが、新型車は蓄電池を搭載しており、排気ガスの発生がゼロで環境に配慮している点が特徴。また、車いす専用のリフトを搭載し、車いす利用者が撮影室近くまで移動できるなど利便性を向上させた。その他、従来の検診車は撮影時に足台が上下し撮影位置を合わせていたため転倒の危険性があったが、新型車は撮影装置が受診者に合わせて上下する仕組みで安全性に配慮しているという。乗降口も2カ所用意し、検診場所に応じて設営が可能になった。潟Cズミ車体製作所(大津町、國武幸弘社長)の製作。月平均で約1500人の利用を見込む。同センターでは19年度実績で約4万人の肺がん検診、約7万人の結核検診を行っており、このほど導入した新型車合わせ計6台の胸部検診車を保有している。
 今年3月30日には同センターで報道機関向けの検診車披露式を開催し、岩谷典学同センター副理事長が「環境に優しく、静かにクリーンに検査できる新たな胸部検診車を迎え、結核・肺がんの早期発見に一層尽力し、より良い健診が提供できるよう努めていきたい」、國武社長が「蓄電池搭載の胸部検診車を県内で初めて導入いただいた。今後も導入実績を増やし、地域の環境保全に貢献していきたい」と話した。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年5月29日発行 No.468

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