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県商工会館の建替工事が完成・・・・県商工会館管理組合

 県商工会館(熊本市中央区安政町)を区分所有する4つの企業・団体で構成する同管理組合(会長=櫻井一郎・県中小企業団体中央会長)が同地で行っていた現地建替工事が3月、完了した。
 同会館は県中小企業団体中央会や県商工会連合会(笠愛一郎会長)、県火災共済協同組合(くまもと共済、清水征也理事長)などが区分所有していたが、「平成28年熊本地震」で被災。当時、築37年で旧耐震基準下に建てられた鉄筋コンクリート造り9階建ての同会館は、建物の亀裂や漏水、隣接の県営駐車場とつながる非常口屋根裏塔屋が落下するなど大きな被害を受けた。これを受け、補修しての恒久使用や別のビルへの移転、現地建替などの方向性を検討した結果、新たに樺゚屋百貨店(久我彰登社長)が加わり、公費解体や災害補助金制度を活用して現地建替を行うことを決定。2017年10月に解体工事が着工することに伴い、入居団体はそれぞれ仮移転していた。
 新熊本県商工会館は敷地面積462u、鉄骨造り8階建て、建築面積370u、延べ床面積2832u。フロア構成は1・2階が鶴屋百貨店の会議室、3〜5階が県火災共済協同組合、6階が県中小企業団体中央会、7・8階が県商工会連合会。3団体はそれぞれ4月上旬から中旬にかけて仮移転先から移転を完了している。鶴屋百貨店の会議室は今後、貸会議室としても活用する予定。
 4月24日に開いた落成式で櫻井会長は「新型コロナウイルスで世界経済が深刻な影響を受けている。新たに生まれ変わった商工会館を拠点に地域の中小企業を支援していきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年6月29日発行 No.469

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