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営業収益は前期比13・5%減の5億5800万円・・・・大熊本証券

 大熊本証券梶i熊本市中央区下通1丁目、出田信秀社長)の2020年3月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比13・5%減の5億5800万円、経常損益は6800万円の赤字(前期は8300万円の赤字)となり、純損益は7900万円(前期は9100万円)の赤字となった。経常損益の赤字は2期連続。
 前半は米中貿易戦争により停滞相場が長引いた一方、秋以降は市場心理が改善し19年末には日米ともに高値を更新する局面もあったが、20年2月以降のコロナショックで投資マネーが一気に巻き戻されたことが影響した。委託手数料収入は前期比14・9%減となり、株式以外の手数料も減少。トレーディング損益全体としては、自社保有の有価証券の損益悪化などが影響し、前期比8・6%減の1億3800万円となった。
 出田社長は「昨年末には黒字化まであと一歩という状況だったが、今年に入ってからのコロナショックで急激に損益が悪化し、2期連続の厳しい決算となった」と総括。その上で、「今期は悪化の一途をたどる実体経済とは対照的に、マーケットは3月に一旦底を打ち、コロナ社会で注目されるクラウドやリモートといったIT・ハイテク関連の銘柄を中心に相場を押し上げ、急速に回復している。当社においても米国株式の取引が好調に推移し、保有有価証券も大きく値上がりしており、これまでのところ営業収益は昨年比で200%を超えている。さらに今年は昨年行った店舗統合によるコスト削減や、企画本部の機能強化によって多様な顧客ニーズに応える体制が整い、徐々に効果も出ている。M&Aや保険など新たなアプローチにも力を入れ、さらなる顧客ニーズの掘り起こしを図っていく」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年8月29日発行 No.471

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