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アステリア社とサブスクパートナー契約・・・・キャップドゥ

 業務改善コンサルティング事業などの潟Lャップドゥ(熊本市東区桜木4丁目、森田晃輝社長)は8月12日、ソフトウェア・サービス開発、販売などのアステリア梶i東京都品川区、平野洋一郎社長)とサブスクリプションパートナー契約を締結した。
 アステリア社が提供する企業データ連携(EAI/ESB)製品の「Asteria WarpCore」と、キャップドゥがライセンス販売するサイボウズ社の「キントーン」を融合したサービスをサブスクリプション(月額課金)形式で提供するもの。異なるメーカーのソフトで作られたデータ同士を連携させるサービスで、全国、世界の企業・団体をターゲットに業務体形に合わせたシステムの開発を実施する。月額3万5千円からシステム開発、運用サポートを展開し、利用企業の業務改善を支援するという。キャップドゥでは同サービスを日本独自の業務改善スタイル「GYOMU KAIZEN」という名称で位置付け、海外向けにブランド戦略を行う。
 森田社長は「様々なクラウドサービスが普及する中、多くの企業で独自のシステムが乱立状態となっており、各システムとのデータ連携が必要となっている。今回アステリア社と連携したことで、本来、連携させることが難しいソフトをつなげることができるようになり、安価で迅(じん)速な基盤システムの構築が可能となった」と話している。
 キャップドゥは2016年3月創業。クラウドシステム活用コンサルティング、RPA導入支援、IoT関連事業などを手掛け、スタッフ数は15人。サイボウズ社とオフィシャルパートナ契約を結びクラウドシステムの販売、導入支援を主業務としている。  

オーストラリアのSazae社と資本業務提携

 また、同社は7 月21日、オーストラリアに本社を置くシステム開発のSazae Pty Ltd(溝尻歩社長、以下・サザエ社)に出資し、資本業務提携を締結した。
 キャップドゥではサイボウズ梶i東京都)が提供するクラウドシステムのライセンス販売を業務の柱としており、サザエ社をグループ会社としたことでオセアニア各国をはじめとした世界展開を進めたい考え。現地の自治体、法人向けにサザエ社と連携してサイボウズ社の「キントーン」といったクラウドシステムの販売や業務改善コンサルティング事業を展開するとしており、「GYOMU KAIZEN」と位置付け、ブランド戦略を行う。キャップドゥの資本業務提携は今回が初。取得株式の割合や金額は未公開。
 森田社長は「サイボウズ関連ビジネスにおける世界一獲得への布石として資本業務提携を締結した。キャップドゥグループとして、まずは日本とアジア、オセアニア地域において売り上げ・顧客満足度ナンバーワンを目指す」と話している。
 溝尻社長は「今回の資本業務提携により、作ることを得意とするサザエはより作ることに専念できるようになる。私たちのサービスを日本市場に提供する機会につなげたい」とコメントした。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年10月30日発行 No.473

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