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南阿蘇村にIT、観光の専門学校・・・・イデアパートナーズ

 観光振興や地域活性化事業などを手掛けるイデアパートナーズ梶i福岡市中央区、井手修身社長)は、阿蘇郡南阿蘇村にITや観光分野の人材を育成する専門学校「イデアITカレッジ阿蘇」を2022年4月をめどに開校する計画を明らかにした。
 県私立学校審議会は8月31日、運営主体となる学校法人イデア熊本アジア学園の新設と学校設置に関する事業を承認した。早ければ年度内に県の認可を受ける予定。
 同専門学校は、IT分野で企業の即戦力になる人材を育てるITビジネス学科と観光サービス従事者を育てる国際ビジネス学科の2学科を開設する。将来的には介護福祉学科、外国人留学生向け日本語学科なども計画している。定員はITビジネス学科が40人、国際ビジネス学科が40人の合計80人。2学年なので総計は160人となる。学生の半数はベトナム、中国、カンボジアなど東アジアを中心に日本語を学んだ留学生枠とする。残りの半数は県下の高校卒業生で専門分野を学びたい学生。初年度は各学科25人の計50人程度を募集する予定。校舎は南阿蘇村河陽の旧長陽保健センターの建物を同村から貸与する形で利活用する。
 カリキュラムの特徴としては、企業から教育課程や採用人員の注文を受け、それに合わせた専門技術者を養成するという注文式教育を導入する。具体的にはITビジネス学科では、同社が計画している「南阿蘇ITコワーキング」の参画企業、潟qューマンテクノシステムホールディングス、リクルーティング・パートナーズ梶A潟Vステムフォレストなど。国際ビジネス学科では、阿蘇温泉観光旅館協同組合、南阿蘇村温泉旅館組合、黒川温泉旅館組合の各ホテル、旅館。さらに農業法人など。
 同社の井手社長は「さらに東京や大阪の大手IT企業のテレワーク拠点も誘致して南阿蘇に集積を図っていきたい」と話している。9月末までには、県、大学、同構想参画企業、南阿蘇村で「南阿蘇ITバレー」包括連携協定を締結する予定で、IT企業・観光サービス業・農業の高度専門職の人材供給、新しい生活様式(ニューノーマル)を支える働き方の場、ベンチャーやスタートアップ企業の創出・交流の場を目指している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年11月30日発行 No.474

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