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小国町と森林保全に向けて協定を締結・・・・和の会、ミリーヴグループなど

 ミリーヴグループとの取引のある団体などから構成される和の会(通称WAC、事務局・熊本市中央区辛島町、田中裕司会長)とミリーヴグループは10月7日、小国町のおぐに町民センターで、小国町(渡邉誠次町長)や小国町森林組合(時松昭弘代表理事組合長)、環境コンサルティング業務を行っている潟Aットグリーン(北九州市小倉北区魚町、川添克子社長)などと、「J−クレジット制度と寄付を活用した熊本県小国町の森林保全に関する協定」の締結式を行った。
 地球温暖化防止や生物多様性保全機能への維持促進を図るための活動。和の会が事業主体となり、和の会の会員(オーナーなどを含む)から集められた資金とミリーヴグループの竃セ和不動産(熊本市中央区辛島町、川口英之介社長)、竃セ和不動産管理(同、川口圭介社長)の両社から拠出された資金を創出。小国町が保有するJ-BARクレジット(排出権クレジット)の購入と寄付金を原資に、小国町森林組合が実施する森林整備活動を支援するためのプロジェクト。
 資金提供した3者は森林に資金が還るとともに温室効果ガス排出削減にも貢献する。小国町森林組合は資金・寄付金を活用し、森林保全などを行うほか、木製のノベルティを企画・制作し、関係者にリターンすることで林業者(小国町森林組合)の収入確保に加えて、和の会会員にもノベルティ品が渡され、リターンを通じて木製素材の良さを訴求できる点も特徴。
 和の会の川口雄一郎顧問は「5年ほど前から和の会、ミリーヴグループ、グループのオーナーさまなどを含め小国町の森林保全活動に協力し、CO2削減を図ってきた。さらに一歩進んで協力者をさらに増やし、中、長期的な視点に立ち小国町の森林の環境保全に取り組んでいく」。
 渡邉小国町町長は「これまで和の会さまとは、フォレストック制度の活用でご協力頂いていた。今回は改めて、J-BARクレジット制度を活用して小国町の森林保全に貢献していただき感謝する。小国町はSDGs未来都市に選定されており、今回の協定締結は温室効果ガス削減に向けての一歩と考えている」とそれぞれ述べた。
_くまもと経済 業界NAVI_:2020年12月28日発行 No.475

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