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除菌消臭剤の製造技術をセネガルで活用へ・・・・パークス

 除菌消臭剤「エヴァウォーター」製造販売のパークス梶i熊本市南区川尻1丁目、緒方康夫社長)とグループ会社のテリオステック梶i横浜市、同社長)は昨年11月、発展途上国の工業化を支援する国連工業開発機関(UNIDO)から新型コロナウイルスをはじめ感染症対策などに貢献する技術を持つ日本企業として採択された。
 同事業は日本企業によるアジア、アフリカ計12カ国における健康・衛生管理の向上を目的とした技術の普及をUNIDOが支援するもの。今回は国内からパークスグループを含め13社が選ばれた。UNIDOの支援を受け同グループは今後、アフリカ・セネガルを対象国にオンラインによる現地への製造技術移転やサポートほか、現地パートナー会社による除菌消臭剤の製造販売を計画している。具体的な時期など詳細は未定。
 エヴァウォーターは水と食品添加物を原料にイオン交換法と呼ばれる塩分や不純物のない最新特許製法で作られる弱酸性次亜塩素酸水。同製法により純粋な次亜塩素酸の力を引き出すため、高い除菌力と消臭力を兼ねた商品が生成できるという。安全性の面から加湿器による室内での空間噴霧も可能。同商品は宮崎大学で、コロナ感染症対策に効果のあることが証明されている。現在、月間40トンを製造しており、55社の販売代理店を通じて全国各地の病院や介護施設などを中心にオフィスや一般家庭でも利用されている。
 荒木精吾会長は「コロナ禍の中、UNIDOの支援で海外展開の契機になると思う。現地での感染症対策を通じ、SDGsの推進にも貢献していきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年3月30日発行 No.478

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