合志市の障がい者施設でｅスポーツ活動・・・・余芳舎

　就労支援事業のＮＰＯ法人余芳舎（熊本市中央区京町本丁、今坂晋典理事長）は昨年１２月、障がい者就労支援施設「よほう苑」（合志市須屋）でｅスポーツ活動を始めた。
　障がい者の在宅移行や社会復帰支援が目的。パソコン４台を導入し、施設内の就労継続支援Ｂ型事業所（定員１５人）の利用者６人が日々の業務や作業に加え、電子機器を用いて行うスポーツ競技「ｅスポーツ」のプレイヤーとしてオンラインによる大会などに参加、コミュニケーション能力の向上を図っている。障がい者施設におけるｅスポーツ活動の導入は県内で初めての取り組みという。
　今坂理事長は「ｅスポーツを通じ、ユーチューブ実況やライブ配信、動画編集といった技術を学ぶこともできる。利用者の社会復帰に向けた訓練やスキルアップの機会になれば」と話している。