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創業60周年記念でふりかけ製品を製造・・・・通宝

 ノリ加工、卸の樺ハ宝(熊本市東区画図町所島、塚田一成社長)は5月、創業60周年の記念品としてふりかけ製品を製造した。
 サーモンおよび天草産の鯛を使ったふりかけ合計2種類を開発したもので、それぞれ70グラムを瓶詰めし、各1500本製造。6月から同社や関連会社の社員300人ほか、同社の主な取引先に配布した。非売品のため、一般販売はしない。
 塚田社長は「60周年記念の紅白ふりかけ≠ニしてサーモンと鯛を素材に選んだ。関係者の方々にぜひ、ご賞味いただきたい」と話している。
 また同社は6月末、創業60周年の記念冊子を発行した。7月初旬から同社社員や主な取引先に配送する。まんが本として塚田社長が原作、漫画家を志望していた同社関連会社の社員がイラストを担当した。創業者である塚田一彦氏のエピソードや同社創成期を中心とした会社の歴史を紹介している。B6版の単行本サイズで60ページ建て、1千部を発行した。「記念冊子を通じて、創業時のエピソードや会社の基礎が築かれた時代の様子を今の社員や次世代へ伝えていきたい」(塚田社長)という。その他、同社では60周年に合わせ、会社案内をリニューアルした。

翔陽高と「焼き芋ジャム」を共同開発

 また同社は翔陽高校(大津町)と共同で同町特産のサツマイモを使った「焼き芋ジャム」を開発、5月初旬から販売を始めた。
 食品開発で実績のある同校に打診し、高校生4人と管理栄養士の資格を持つ同社女性社員が1年半前から開発に着手、ことし4月末に完成した。糖度が高い町産のサツマイモ「紅はるか」を素材に使っており、焼き芋の芳ばしい香りが特徴という。110グラム入りの瓶詰め商品で、販売価格は1個540円。道の駅大津をはじめ、鶴屋百貨店、ヒライの弁当店3店舗、合志物産館「志来菜彩」や熊本港物産館、熊本空港で販売している。テストマーケティングを兼ねて今回は800個を製造したが、業務用商品としての販路拡大も計画しており、来年は年間1万6千本の製造を目指す。
 塚田社長は「学校とのコラボ商品開発は初めて。近年は非ノリ製品の開発に力を入れており、食の分野で脱ノリ≠目指している。今後も商品のラインナップを拡充していく予定だ」と話している。
 同社は1961年、加工ノリメーカーとして創業、64年設立。社員数はパート含め165人。昨年8月期の売上高は25億5千万円。2017年通宝海苔鰍ゥら現社名に変更した。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年6月30日発行 No.481

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