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血液から微量のがん細胞を検出する診断機器を開発・・・・熊本大学

 国立大学法人熊本大学(熊本市中央区黒髪、小川久雄学長)と各種表面処理の潟Iジックテクノロジーズ(同市西区上熊本2丁目、金森秀一社長)は5月26日、1mlの血液に含まれる微量のがん細胞を検出するマイクロフィルタデバイスを開発したことを発表した。
 今回開発したのは、5ミクロンの小さな切れ目が渦状に入った5cmほどの円形のマイクロフィルタデバイス。これに1mlの血液を流し込むと、がん細胞と特異的に結合させる核酸アプタマーという物質ががん細胞を捕捉し、その後デバイスが変形して切れ目が広がり、他の血球細胞が流れ落ちていくという仕組み。検出されたがん細胞がどの臓器に転移しているか判別する技術はまだ確立されておらず、今後の課題としていくという。
 従来のがん検診はエックス線検査や胃内視鏡検査など臓器別に行うため受診者の負担が大きいという問題があり、これを改善するためがん検診を一括して血液検査で行うことが狙い。がんに罹患(りかん)した人の血液にはがん細胞が含まれているが、血液1mlに50億個の血球細胞があるのに対し、がん細胞はわずか数個〜10個と少数であるため血液検査での検出は困難とされていた。
 同大学は「実用化のめどは順調にいけば2、3年後。まずは腫瘍マーカーの補完的システムとしての実用化を目指し、検証を続けていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年7月30日発行 No.482

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