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ひぎんSDGs医療機関債を発行・・・・朝日野会

 朝日野総合病院や球磨病院などを運営する(医)朝日野会(熊本市北区室園町、清水安全理事長)は5月14日付で、肥後銀行の「ひぎんSDGs医療機関債」3億円を発行した。償還期間は7年。
 同債は発行した医療機関が指定する団体や学校に、同行が発行額の0・1%相当額を寄付・寄贈するもので、地域と一体になり、子供たちの暮らしや学び、熊本の震災からの復興支援に貢献することが目的。同会は今回、一般財団法人多士会館に寄付する予定。
 具体的なSDGsに関する取り組みは、同会が運営する十善病院(同市中央区南熊本3丁目)の増改築後による安心・安全な医療・介護サービスの提供、同院の小児科開設による小児リハビリテーションの充実、朝日野総合病院のヘリポート併設による高度医療の促進、学生たちがより充実した教育環境で学習できる機会の提供、育児休業復帰者の支援など女性が職業生活で希望に応じて十分に能力を発揮できる環境づくり、年次有給休暇に関して職種間の差を少なくするなど、全職員が働きやすい環境づくりを行っている。  

病院敷地内に5階建ての救急・手術棟

 また、朝日野総合病院(熊本市北区室園町、清水安全理事長)が同院敷地内に建設していたヘリポート併設の診療棟が完成し、5月1日から運用を始めた。
 場所は同院敷地内の北棟東側。診療棟名は「救急・手術棟」。これまで本館で対応していた救急外来を独立させた。建物は鉄筋コンクリート造り5階建てで、延べ床面積は1763u。1階に救急科、総合診療科、外科、脳卒中診療科、小児リハビリテーション科、緩和ケア外来、(放射線科)X線撮影室、CT室、内視鏡室、2階に形成外科、腎臓内科、化学療法室2室、中央材料室、3階に手術室3室、4階に機材庫、緩衝エリア、5階に塔屋、ヘリポートを設けている。なお、本館には、内科系診療科の外来を集約・充実させる予定。
 同院は「今回、ドクターヘリや災害時等を想定した中型ヘリ(8t)まで対応可能なヘリポートを併設し、今まで以上に患者の緊急搬送にも対応できる体制が整った。これを機により一層地域に貢献できるよう、努めていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年7月30日発行 No.482

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