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古賀市で保管・運送・荷役業務の一貫物流サービス・・・・ヒサノ

 運送業の潟qサノ(熊本市南区南高江2丁目、久保誠社長)は福岡営業所を現在の大野城市から古賀市青柳町に移転する計画を進めており、移転後は同地で来年5月に運送業を、同7月には新規に倉庫業の許認可を取得して営業倉庫の運営を開始、一貫物流サービス業に着手する。また、「運送業から一貫物流サービス企業へ転換!倉庫業参入による新分野展開」とする事業計画を、中小企業庁が支援する「事業再構築補助金〔一般型・第2回公募〕」に申請していたが、9月2日付けで採択された。
 同社の持ち株会社・鰍p’sプランニングが総事業費10億円をかけ、同市の工業団地「ラ・アトレ古賀インダストリー」で10月に着工する倉庫・事務所に入居するもの。敷地面積は2万2398uで、新倉庫・事務所は鉄骨平屋建て、床面積は2582u、うち198uが事務所。新倉庫の床には、商品に衝撃や傷を与えないための養生用鉄板を敷設する。社員は16人を予定しており、うち4人を新規に採用する。
 九州内では理化学機器・半導体関連卸企業の保管・運送・荷役業務のニーズが年々高まっているが、現福岡営業所の倉庫では保管・荷捌きスペースが少ないため、ニーズに応えきれておらず、受注の取りこぼしが発生しているほか、現倉庫は、裏手に御笠川が流れており、水害などの災害リスクが高く、BCPの観点からも早期の移転が課題になっていた。
 久保社長は「新型コロナウイルス感染症対策機器の搬送需要の急増に加え、九州圏内では今後、半導体産業が集積する見込みで、半導体製造装置の保管から輸送・設置までの一貫物流サービスを提供することで、半導体製造装置サプライチェーンの一翼を担いたいと考えている。また、精密機器は100〜300kgと重たく輸送にも人手が必要で、人手不足の解消を目的とした共同配送の取り組みも進めたい」と話している。
 同社は、1935(昭和10)年4020年9月期売上高は7億7838万円、経常利益は2983万円、社員数は84人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年9月30日発行 No.484

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