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農産品の「チーム・シェフコンクール」で最優秀賞・・・・ふく成

 フグ・マダイ卸売業の鰍モく成(熊本市西区田崎町、平尾優社長)は7月、同社が養殖する自社ブランドのトラフグが農産品などのコンクール「第11回チーム・シェフコンクール」で最優秀賞を受賞した。
 同コンクールは全国の農産品・農産加工品を募り、農林水産業事業者支援の趣旨に賛同した企業、バイヤー、料理人、料理研究家などが審査員となり、上位に賞を授与するほか、企業や料理人による商品開発、PR、販路開拓などの機会を応募者に提供している。同社は、天草市御所浦町で養殖する自社ブランドのトラフグ「六福(ろっぷく)」を出品し、最終エントリー118商品の中で上位5点に授与される最優秀賞「審査員特別賞」など3賞を受賞した。同ブランドのトラフグは、天然トラフグとの比較でうま味成分のリジンとグルタミン酸が約6倍、グリシンは2倍多い点が特徴で、審査員からは身の甘味の強さや生臭さがない点などが高評価だったという。
 同社は「六福は天然よりも6倍うまいトラフグとして、独自のブランド基準を設けている。皮は黒々としてつやもあり、身は太く丸々としている。身の質の高さをプロに評価され、今後はブランドの価値をさらに高めていきたい」と話している。

天草産マダイを使用した冷凍カツを発売

 また、同社は8月2日、天草産マダイを使用した冷凍カツを発売した。
 同社が地元企業とコラボした、自社で養殖するマダイの商品化シリーズ第1弾として発売したもの。第1弾となる「鯛のかつ」は、からしれんこん製造販売の渠後国屋(熊本市西区田崎町)とコラボして開発。骨を取り除いたマダイを天草産の塩のみで味付けし、つなぎを使わずカツに調理している。価格は6個入りで1680円。産地直送ECサイト「食べチョク」で販売している。
 同社は「子どもにもっと魚を食べてほしいという思いで開発した商品。骨を取り除き、つなぎなしで余計な原料は使わず製造しているので、安心して食べてほしい」と話している。
 ふく成は1968年4月創業、2016年7月設立。約40年前から天草市御所浦町にある養殖場でトラフグやマダイを養殖しており、県内外の飲食店や式場、ホテル、旅館向けに加工・卸売りしているほか、「食べチョク」サイトで一般消費者向けに切り身を販売している。従業員は14人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年9月30日発行 No.484

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