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代表理事組合長に白坂主税代表理事常務が昇格・・・・JAあしきた

 あしきた農業協同組合(JAあしきた、芦北町佐敷)の代表理事組合長に6月25日付で、白坂主税代表理事常務、代表理事常務に田畑和雄理事、丸山一三参事が昇格した。
 白坂主税(しらさか・ちから)代表理事組合長は芦北町出身、1958(昭和33)年1月31日生まれの63歳、芦北農林高校卒、1979年6月旧芦北町農業協同組合入所、94年4月計石支所長、96年4月製麺工場長、2006年4月企画管理部長、11年本部長、18年6月非常勤理事、20年6月から代表理事常務(営農経済担当)を務めていた。趣味はゴルフ。
 白坂代表理事組合長は「JA組織として将来を見つめ、目標である農家所得の増大、農業生産拡大、地域の活性化の達成に向け、基盤の強化に取り組む。また、事業や施設の見直しや検証を行い、原点に立ち返って活力と存在感のある信頼されるJAあしきたを目指す」と抱負を語った。
 同組合の常勤役員は次の通り。
 ▼代表理事組合長 白坂主税▼代表理事常務 田畑和雄、丸山一三▼常勤監事 松田道夫

事業総収益は前期比8・8%減の53億7500万円

 同組合の2021年3月期決算は事業総収益が前年同期比8・8%減の53億7500万円、経常利益が同33・2%減の6400万円の減収減益だった。
 主な部門別では販売事業が昨年7月に発生した豪雨災害により、果樹、水稲を中心に土砂流入や法面の倒壊などの被害を受けた。一方、新たな担い手の確保に向け県内外での就農フェアへの参加や、果樹の団地へ向けた基盤整備の模索検討を行い、高齢化、新規就農者対策に取り組んだ。結果として販売品販売高は前年同期比10・9%減の32億円だった。
 購買事業はコロナ禍、豪雨災害により計画どおりの取り組みができなかったが、仕入品の入札強化と、近隣の商社店舗の価格調査を行い価格低減に努めた。結果として販売品供給高は同4・9%減の23億5300万円だった。
 信用事業は貯金がJAあしきた独自や県下統一の各種キャンペーン、年金振込受給者獲得などで期末の残高は前年同期比17%増の577億4千万円、貸出金残高は1・2%増の85億6千万円となった。
 共済事業は7月豪雨災害時のJA共済の対応のよさが評価され、建更の契約が伸び、推進総合ポイント(共済金額等に所定の換算率を乗じて算出)が計画を5・7%上回る555万ポイントだった。
 同組合は1993年4月設立、出資金は17億円、総資産は637億円、単体自己資本比率は10・83%。組合員数は1万888人、役員数は非常勤を含め32人、職員数は288人、基幹支所は4カ所となっている。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年9月30日発行 No.484

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