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取扱高は前期比3・2%減の1664億4千万円・・・・JA熊本経済連

 JA熊本経済連(熊本市中央区南千反畑町、丁道夫代表理事会長)の2021年3月期決算は、取扱高が前期比3・2%減の1664億4376万円、経常利益は12・5%増の8億5049万円の減収増益となった。
 取扱高の内訳では販売事業はコメが新型コロナウイルスの影響で、外食産業を中心とした需要低迷に加え、作柄悪化の影響もあり取扱高が減少。野菜は好天に恵まれ出荷が増加したことでほぼ計画比通りだった。その結果、実績では前期比3・3%減の1030億4224万円となった。構成比の高い順では野菜が0・4%減の552億64万円、果実が1・2%減の200億43万円、コメが25・8%減の63億9449万円だった。前期を上回ったのは、大豆・雑穀が18・8%増の5億6332万円、麦が10・6%増の9億4772万円、肉豚が6・3%増の35億3962万円となった。
 購買事業は農業機械において、経営継続補助金の採択により、取り扱いが増加したものの、石油製品が外出自粛によるSS利用客減少・単価安で前期比4・0%減の562億4057万円となった。構成比の高い順では石油が20・5%減の105億3890万円、飼料が1・0%減の76億1174万円、農業機械が9・6%増の57億7929万円だった。前年比で増加したのは農業機械のほか施設が40・6%増の51億7623万円、農薬が4・8%増の30億3712万円、農産種子が0・2%増の6億8563万円となった。
 加工事業は肉直販において、海外輸出向け取扱頭数が増えたため増加、加工茶も増えたためトータルでは前年比6・0%増の69億5445万円となった。肉直販は7・2%増の51億5163万円、グリーンセンターくまもとが0・4%増の12億8743万円、加工茶が8・7%増の5億1538万円となった。
 一方、事業総利益は、生産基盤維持緊急対策、担い手対策など計画外の費用支出があったが、野菜の選果数増加に伴う粗利益の増加、農機大展示会や植木まつりなど各イベントの中止で費用が減少したため、前年比1・7%増の31億1521万円となった。
 事業利益は人件費、旅費、宣伝広告費の減により業務費が減少したことから、41・4%増の7億2727万円。経常利益は24・7%増の8億5049万円となった。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年9月30日発行 No.484

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