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県産花き「アリウム」輸出拡大図る・・・・県など

 県はJA熊本経済連らと共同で特産品である花き「アリウム」の輸出拡大に向けた取り組みを始める。7月28日、ホテル熊本テルサでキックオフミーティングを開催した。
 アリウムは長い茎の先に球状の花が咲く特徴を持つネギ科植物。県の栽培面積は全国3位で、生産者らが茎を大きく曲げた品種「踊る丹頂」はほぼ県産のみで全国に流通している。
 EUでは日本の花きの品質や高い技術、異国情緒が漂う姿に高い評価があり、また日EU経済連携協定の発行で関税が撤廃され、貿易における障壁がなくなったことで、輸出拡大が見込めると判断して、取り組みを始めた。
 今年度はオランダの商談会「フローラホランドトレードフェア」、もしくは「IFTF」に出店し、マーケットリサーチを実施しながらテスト販売する。
キックオフミーティングではJA熊本経済連のほか、JAグループくまもとアリウム専門部会、潟tラワーオークションジャパン、県関係機関らが参加した。
 池田健三県観光戦略部販路拡大ビジネス課長は「県産品販売は長期的に見れば、少子高齢化でマーケットが小さくなる国内より海外に目を向けることが必要になる。香港・シンガポールなど輸出の障壁が小さい国との取引は他県にも人気だが、壁がある国は乗り越えてしまえば他県に先駆けて取引ができる。皆さんと一緒に課題解決し、県産品の輸出拡大に繋げたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年9月30日発行 No.484

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