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産直サイト食べチョクの評価で年間総合3位を獲得・・・・ふく成

 フグ・マダイ卸売業の鰍モく成(熊本市西区田崎町、平尾優社長)は、産地直送ECサイト「食べチョク」が実施した「食べチョクアワード2020」において総合3位と水産物部門1位を受賞した。
 同サイトでは、畜産物、水産物、野菜、果物など約2万点以上の商品が出品されており、購入者の評価、購入リピート率などを審査基準として、年間の上位を表彰するもの。同社は天草市御所浦町で自社養殖したトラフグやマダイの切り身などを出品しており、総合3位と水産物部門で1位を獲得した。
 同社は「自分たちに関わるすべての人が笑顔になれるよう、お客さまのことを思って商品を作っており、アワードの結果を聞き、思いが伝わっていると感じた。受賞は光栄で、従業員の自信につながった」と話している。

マダイの中骨を使用した調味料を開発

 また、同社は、マダイの中骨を使用した調味料を開発している。
 SDGsの取り組みの一環として、自社養殖のマダイの加工で発生する廃棄予定の中骨を活用するもの。浜田醤油梶i同区小島6丁目)と共同で、マダイの中骨の抽出エキスから万能調味料を開発中。特徴は、冷蔵では個体に、常温では液体に変化し、調味料100グラム中に2千〜3千ミリグラムの海洋性コラーゲンが含まれている。原料は中骨のほか、清酒とショ糖を使用。現在は商品販売に向けて改良中で年内に販売予定。
 同社は「コロナ以前は飲食事業者にだしの原料としてアラや中骨なども納入していたが、一般向け販売を開始してから廃棄分が発生。年間5・5トンを廃棄する計算になり、開発に至った。良質な美容成分を含んだ無添加商品で、刺し身じょうゆや、みそ汁に混ぜると味がグレードアップして料亭のような味になる」と話している。
 ふく成は1968年4月創業、2016年7月設立。天草市御所浦町にある養殖場でトラフグやマダイを養殖しており、県内外の飲食店や式場、ホテル、旅館などに卸しているほか、昨年4月から産地直送ECサイト「食べチョク」で一般消費者向けにも販売を開始している。従業員は14人。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年10月30日発行 No.485

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