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県内の平均賃上げ額は昨年同水準の4420円・・・・連合熊本

 連合熊本(熊本市中央区九品寺、友田孝行会長)は7月7日、2021年春季生活闘争の回答の最終集計結果を発表した。
 県内60の労働組合(組合員数1万2455人)が答えた。県全体の平均賃上げ額(定期昇給分を含む)は昨年同期比171円マイナスの4420円で、組合員数300人以上の労働組合では同比457円マイナスの4674円となった。一方、300人未満の中小労働組合では同比78円プラスの4040円だった。
 賃上げ分が明確に分かる19組合(3873人)のうち、定期昇給分を除く賃上げ額は475円プラスの1432円だった。組合員数300人未満の15組合(1895人)では同比54円マイナスの1258円だった。
 連合熊本は「県内の賃上げ額は昨年とほぼ同水準となった。特に300人未満の中小組合は前年に比べ78円のプラスで、賃上げ率は300人以上の組合を上回っており、中小組合の健闘がみられる。コロナ禍にあっても中小組合の賃上げの流れは継続している」とまとめている。一方で、県内で妥結報告のあった組合は昨年から18組合減り60組合だった。連合熊本は「昨年比で約2割減となり、コロナ禍における業績悪化や要求断念など、一部の組合で交渉が難航している反面、業績好調な業種もあり、二極化していることがうかがえる」と指摘している。
 なお、全国4772組合(250万4500人)の定期昇給分を含む賃上げ額は同比326円マイナスの5180円で、賃上げ率は1・78%と前年同水準だった。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年10月30日発行 No.485

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