求人倍率は１・４１倍で前月比０・０５ポイント増・・・・６月県内求人倍率

　熊本県内の６月の有効求人倍率（季節調整値）は、１・４１倍（九州１・１４、全国１・１３）で、前月比０・０５ポイント増加だった。九州ではトップ。全体で１倍を超えたのは２０１４年７月以来８２カ月（７年１０カ月）連続。正社員の有効求人倍率（原数値）は１・０１倍で、前年同月比０・１４ポイント増加した。熊本労働局まとめ。
　６月の有効求人数は、前月比０・７％増の３万７６９９人で、６カ月連続の増加。有効求職者数は前月比２・３％減の２万６８０９人で２カ月連続で減少となった。
　新規求人数は、前年同月比１３・１％増の１万３１１０人で、４カ月連続で増加。うち一般フルタイム求人は同２１％増の８７７９人で４カ月連続で増加し、一般パートタイム求人は同０・１％減の４３３１人で３カ月ぶりに減少した。
　主要産業別では、建設業（２０・８％増）、製造業（６７・１％増）、運輸業・郵便業（７・４％増）、宿泊業・飲食サービス業（６・９％増）、医療・福祉（５・５％増）、サービス業（他に分類されないもの）（４０・６％増）で増加、卸売業・小売業（１１・９％減）で減少した。
　一方、新規求職申込件数は、前年同月比６・４％減の５９５３人で、２カ月連続で減少。うち一般フルタイムは同６・４％減の３７４４人で３カ月連続の減少、一般パートタイムは同６・５％減の２２０９人で４カ月ぶりに減少となった。
　新規常用求職者を在職者・離職者の態様別にみると、前年同月比で、在職者は１２％増の１５１７人で５カ月連続の増加、離職者は１３・６％減の３６８５人で３カ月連続の減少、無業者は４・７％減の５０８人で４カ月ぶりに減少した。また離職者のうち、事業主都合離職者は２９・８％減の８３９人で３カ月連続で減少、自己都合離職者は８・５％減の２６０６人で、４カ月ぶりに減少した。
　安定所別の有効求人倍率順位（原数値）は�@水俣、球磨１・３３�B熊本１・３０�C上益城１・２７�D菊池１・２５�E阿蘇１・１６�F宇城１・１５�G八代１・１４�H玉名１・０３�I天草０・９４。
　九州・沖縄内の順位は、�@熊本１・４１�A宮崎１・３３�B鹿児島１・２８�C佐賀１・１９�D大分１・１８�E福岡１・０９�F長崎１・０３�G沖縄０・８０。