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7月〜9月期の県内景気指数はマイナス11・6・・・・九州財務局

 財務省九州財務局の調べによると、熊本県の2021年7月〜9月期景気判断指数(BSI)は前期(3月〜6月期)比0・4ポイント増のマイナス11・6で「下降」超幅が縮小。3四半期連続のマイナスだった。
 BSIは前期と比較した「上昇」・「下降」・「不変」・「不明」などの変化方向別の回答社数構成比から先行きの経済動向を予測する方法。資本金または基金1千万円以上の法人(電気・ガス・水道、金融業、保険業は1億円以上)を対象に調査を実施。回答企業数は129社(回収率99・2%)。
 業種別に見ると製造業がマイナス18・4%で、2四半期ぶりに「下降超」に転じた。食料品製造が飲食店の時短営業で業務用向けが減少、自動車部品もコロナ禍での減産が影響した。非製造業は前期比8ポイント増のマイナス8・8で2四半期連続で改善。情報通信や職業紹介、労働者派遣が改善した。
 規模別には大企業が同3・5ポイント増のマイナス7・1、中堅企業が2・9ポイント減のマイナス8・3、中小企業が同0・8ポイント増のマイナス16・2だった。
 先行きについては10月〜12月期が全産業で5・4、来年1月〜3月期が3・9で「上昇」超に転じると予測。
 また大分、宮崎、鹿児島含む管内4県の7月〜9月期BSIは全産業で同4・3ポイント増のマイナス5・1。製造業が同0・7ポイント減の5・0、非製造業が同6・8ポイント増のマイナス9・6。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年11月30日発行 No.486

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