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流通団地の新本社事務所で業務開始・・・・ザッパージャパン

 切り花輸入卸の潟Uッパージャパン(藤本一博社長)は、熊本市西区二本木5丁目の本社事務所を同市南区流通団地1丁目に移転し、9月1日から新事務所で業務を始めた。
 本社ほか、花の仲卸事業部・店舗(熊本市南区出仲間9丁目)、ユニフォーム事業部(同市東区健軍4丁目)を1カ所に集約し、業務の効率化を図る。総投資額は2億5千万円。場所は熊本市流通情報会館の北東側。赤帽熊本県軽自動車運送協同組合事務所跡の土地(1980u)と事務所棟および倉庫を今年2月末に取得しており、建物を改修し活用する。事務所棟は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積396u。1階が花の仲卸事業部と小売店舗、ユニフォーム事業部、ブライダル事業部、2階が本社事務所とセミナールーム。セミナールームは30人を収容し、自社の会議室として使うほか、フラワー教室の開催場所として他社に貸し出す方針。また2階には花き小売大手の鞄比谷花壇(東京都)が10月初旬、熊本事業所(同市中央区渡鹿3丁目)を移転。同事業所にはスタッフ5人が常駐する。ザッパージャパンは今年6月、日比谷花壇との業務提携に伴い、ブライダル事業部を開設しており、同社の入居を機に連携を強化する狙い。その他、鉄骨3階建て、延べ床面積約3千uの倉庫は商品保管所として活用している。駐車場は敷地内に約30台を収容できる。一方、旧本社事務所(フロア面積138u)はオフィスなどとして他社に貸し出すという。
 藤本社長は「国内の切り花市場は近年の人口減に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による冠婚葬祭の激減などで厳しさを増している。本社移転を一つの契機に仲卸部門を一層強化しつつ、花卸業界の中で業務のすそ野を広げながら当面はコロナ前の売り上げ、利益水準まで業績の回復を図りたい」と話している。
 同社は1992年創業、96年設立。社員数はパート含め33人。福岡市博多区に営業所がある。2020年12月期の売上高は23億円で今期は21億円を見込む。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年11月30日発行 No.486

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