清掃サービス業務でエコマーク取得・・・・アスクメンテナンス

　ビルメンテナンス業の�潟Aスクメンテナンス（熊本市南区田迎５丁目、井上清明社長）は１０月２２日、(公財)日本環境協会（東京都）から清掃サービス業務でエコマーク認定を取得した。
　エコマークは各種商品・製品やサービスの中で、生産から廃棄に渡るライフサイクル全体を通して、環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品に付けられるラベル。２０２１年２月に清掃サービス業務にも同マークが導入されたことを受け、�@環境に配慮した清掃用器具や消耗品の使用�A洗浄剤を過度に使用していない�B廃棄物や廃液の適正処理といった認定基準をクリアし、取得したもの。ビルメンテナンス業としては九州初、全国では４社目。昨今、SDGs推進に向けた機運が高まる中、同社では熊本本社および福岡支店の清掃作業で毒性が少ないなどの特徴を持つ環境配慮型の洗浄剤使用にシフトしており、今後は同社の営業エリアである宮崎、鹿児島を含めた九州各地の大型ショッピングセンターや医療機関の各現場でも同様に同マークの認定基準を満たした清掃作業を行うとしている。また、作業が完了した建物内の現場にはエコマークを貼付できるという。
　井上社長は「今回の認定を機に清掃サービス業務における質の向上を通じ、対外的な信頼性確保や同業他社との差別化を目指す。社員には環境保全へ積極的に取り組む企業で働いているという意識を仕事に対する士気向上につなげてもらい、誇りを持って日々の業務に励んでほしい」と話している。
　同社は１９７４年設立。総合ビルメンテナンス業務ほか、マンション管理、新築・リフォーム工事設計・施工を手掛けている。社員数はパート含め７５０人、２０２１年３月期の売上高は１５億６千万円。２１年８月２５日には第１期熊本県SDGs登録事業者に登録した。