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合志市の廃プラ処理工場を建て替え・・・・県廃プラスチック処理事業協同組合

 熊本県廃プラスチック処理事業協同組合(熊本市北区龍田5丁目、代表理事=田中勝芳・第六建設且ミ長)は、合志市竹迫の廃プラ処理工場を建て替え、8月から稼働を始めた。
 同組合は工場で破砕・圧縮など中間処理した農業用廃プラを国内ほか、中国や台湾、韓国など海外にも出荷していたが、環境保護を目的とした輸出規制を受け、国内中心の出荷体制に転換。それに伴い、商品の品質向上や安定供給を狙った工場を新築し、より処理精度の高い機械設備を導入したもの。総投資額は3億円。敷地面積9千u、建物は平屋建てで、建築面積200u。建屋の高さを7メートルから9メートルに広げ、処理の作業効率化を図ったほか、廃棄物の破砕機とプレス機を1台ずつ増設、一日あたりの処理能力は1・5倍増を見込む。同工場では県内のJAを通じて年間5〜6千トンの農業用廃プラ(ビニール)を受け入れ、中間処理を手掛けており、新工場稼働後は国内セメント会社向けの燃料として出荷している。
 田中代表理事は「国内廃プラスチック業界の大きな情勢の変化に対応し、新工場の建設を決めた。これを機に農家からの受け入れを一層強化すると同時に販売先の確保にも努めていきたい」と話している。
 同組合は1988年設立。第六建設ほか、旧F本県廃ビセンター、渠後環境産業、泣Rーユ建設の4社で組織しており、農業用廃プラに特化した処理事業を行っている。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年12月30日発行 No.487

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