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持ち株会社を設立し、ホールディングス化へ移行・・・・コスギ不動産

 潟Rスギ不動産(熊本市中央区九品寺2丁目、小杉周司社長)は、純粋持ち株会社潟Rスギ不動産ホールディングスを同地に設立し、10月1日付でホールディングス化に移行した。社長には小杉周司社長が就いた。また、コスギ不動産内の業務を分社化し事業会社を6社新設、既存会社5社を合わせ傘下企業は11社となった。
 ホールディングス化の目的は、社員が経営者、経営幹部として成長できる組織体制をつくり、やりがいとモチベーションの向上を図る。二つ目は事業会社ごとの専門性を高め、競争力をさらに強化する。三つ目は複数の事業を総合化することで、不動産の枠組みを超えた新たなビジネスモデルを構築し、収益を上げることなどとしている。役員構成はこれまでのコスギ不動産と変わらず、小杉康之代表取締役会長、小杉周司代表取締役社長、小杉堅太専務取締役、小杉康太常務取締役、小杉竜三取締役のほか執行役員に太田浩一氏、畑本兼志氏、綛田正浩氏が、相談役には小杉直氏が就いている。
 同社は不動産事業を基盤とし、熊本の未来をトータルプロデュースする「住生活総合グループ」を目指すことをビジョンに掲げ、「不動産の先に広がるこの街の豊かさをつくる」をミッションに、コスギスピリッツ(大家族主義)、プロフェッショナル、ホスピタリティ(おもてなしの心)など5つの価値観を追加している。
 コスギ不動産ホールディングスの傘下企業は不動産の事業開発、資産活用、賃貸管理を行う潟Rスギ不動産、実需仲介を行う潟Rスギ不動産リアルティ、買取、転売を行う褐F本リアルティ、賃貸営業の潟Rスギ不動産リーシング、家賃保証、保険販売の潟激塔gサポート、収益物件所有投資事業を行う合同会社コスギインベストなど6社を新たに設立、ビルメンテナンス、リフォーム事業を担当している既存会社の褐F本ファシリティを合わせた7社の社長は小杉社長が当面兼務する。
 また、飲食ビルなど商業施設管理、コインパーキング事業、内装工事を行う潟Wャナス(後藤康弘社長)、ゴルフ場やレストラン、温泉施設などを運営している阿蘇ハイランド開発梶i小杉堅太社長)、製菓の製造販売業の清正製菓梶i荒木義博社長)、グループホーム、デイサービス業務などを展開している鰍ゥいごのみらい(大家友弘社長)など4社も子会社化した。
 グループ全体の前期売上高は48億2900万円、営業利益は4億7100万円、従業員は340人となっている。2030年までの目標として売上高100億円、営業利益10億円、従業員総数500人を目指すという。
 小杉社長はホールディングス化について、「3年をめどに傘下企業のトップを含めた役員はできるだけ社員からの登用を考えている。今後は全従業員の物心両面の幸福を追求するとともに、不動産ビジネスを通じてお客さまに安心と信頼される独自のサービスを提供し、地域と共に発展し続ける誠実企業を目指していく」と抱負を語った。
_くまもと経済 業界NAVI_:2021年12月30日発行 No.487

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