求人倍率は１・３４倍で２カ月連続の減少・・・・８月県内求人倍率

　熊本県内の８月の有効求人倍率（季節調整値）は、１・３４倍（九州１・１２、全国１・１４）で、２カ月連続で減少した。前月と比べ０・０１ポイント下がった。九州では宮崎に次いで２番目。全体で１倍を超えたのは２０１４年７月以来８４カ月（８年）連続。正社員の有効求人倍率（原数値）は１・０４倍で、前年同月比０・１８ポイント増加した。熊本労働局まとめ。
　８月の有効求人数は、前月比０・００３％減の３万７２７７人で、２カ月連続で減少。有効求職者数は前月比１％増の２万７８９０人で２カ月連続増加した。新規求人数は、前年同月比１７・９％増の１万２１９６人で、６カ月連続で増加。うち一般フルタイム求人は同２９％増の８１８２人で６カ月連続で増加し、一般パートタイム求人は同０・４％増の４０１４人で３カ月ぶりに増加した。
　主要産業別では、建設業（０・１％増）、製造業（５１・７％増）、運輸業・郵便業（９・２％増）、卸売業・小売業（２１・４％増）、宿泊業・飲食サービス業（５・８％増）、医療・福祉（５・８％増）、サービス業（他に分類されないもの）（６０・２％増）とすべての産業で増加した。
　新規求職申込件数は、前年同月比３・２％減の５３４３人で、２カ月ぶりに減少。うち一般フルタイムは同６・４％減の３３４５人で５カ月連続の減少、一般パートタイムは同２・８％増の１９９８人で２カ月連続で増加した。新規常用求職者（パートを含む）を在職者・離職者の態様別にみると、前年同月比で、在職者は１５・１％増の１５０４人で７カ月連続の増加、離職者は５・５％減の３３５７人で５カ月連続の減少、無業者は３・３％減の４４３人で３カ月連続で減少した。また離職者のうち、事業主都合離職者は３２％減の６６６人で５カ月連続で減少、自己都合離職者は２・４％増の２４７９人で、３カ月ぶりに増加した。
　安定所別の有効求人倍率順位（原数値）は�@球磨１・４６�A熊本１・３９�B上益城１・３７�C阿蘇１・３４�D菊池１・２８�E宇城１・２４�F水俣１・２１�G天草１・０２�H八代１・０１�I玉名１・００。
　九州・沖縄内の順位は、�@宮崎１・３７�A熊本１・３４�B鹿児島１・３�C佐賀１・２５�D大分１・１８�E福岡１・０７�F長崎１・０６�G沖縄０・７２。