栄第二工業団地に新工場建設・・・・くまさんメディクス

　熊本酸素�梶i熊本市北区下硯川町、白瀬嗣久社長）のグループ会社で半導体製造装置の設計・製造などを行う�鰍ｭまさんメディクス（同地、同社長）は、合志市と新工場建設に関する立地協定を締結した。１月着工、同１０月操業開始予定。
　世界的な半導体需要の高まりに対応するためで、一昨年１２月菊池市旭志に完成した菊池工場に続いて同社１１カ所目の製造工場となる。場所は合志市栄の第２栄工業団地内。敷地面積１万６４６２�u、鉄骨造り平屋建て、建築面積６２９０�u。同工場では半導体を製造する際に使われる塗布・現像装置を製造する。投資金額は約２４億円を予定している。同工場では新規に１１０人雇用する。
　立地協定調印式では荒木義行合志市長が「合志を選んでいただいたことが、双方にとってプラスになるように協力関係を築いていきたい。また、渋滞などの対策を行い、働きやすい環境づくりに取り組んでいきたい」、立会人の三輪孝之県商工労働部長が「新工場では環境に配慮した省エネルギーの設備を導入するほか、生産能力を大幅に増強すると聞いている。熊本は半導体に関して世界有数の集積地で、わが国の経済安全保障の一翼を担いたいと考えている本県にとって、くまさんメディクスの存在がますます大きくなると確信している」、白瀬社長が「現在も大津平川工場や菊池工場で増設を行っているが、それ以上に増産のペースが速いということで土地を探していたところ、栄第二工業団地の話をいただいた。建築を急いで今般の半導体需要の波に乗り、合志市および熊本県の発展に寄与していきたい」とそれぞれ話している。
　同社は１９８８（昭和６３）年設立、資本金９千万円。売上高は１４３億９２００万円（令和２年８月末現在）。従業員数１２１６人。