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カモ撃退のロボットを開発・・・・J‐bot

 ロボット開発の鰍i‐bot(氷川町宮原栄久、松岡雄一社長)は農作物を食べ荒らすカモを撃退する装置を開発、10月1日に発売した。
 開発した装置は全長約25pで、装置専用の支柱に設置して使用する。カモの活動が活発な夜中でも検知できるよう赤外線カメラを備え、カモが嫌がる緑色の光線を放射するもので、装置が270度回転して光線が一定間隔で照射される仕組み。ロボットは自動的に光線を放射するだけでなく、携帯電話で遠隔でも操作が可能。価格は15万円で、受注生産で販売する。
 カモの食害はレンコン、イ草、ブロッコリーなどが主に被害を受けており、生産が盛んな八代市、玉名市など有明海周辺で被害が及んでいる。カモが活動する時間が深夜であり、群れを成して畑を荒らすため対策が難しいことと、反射テープやネットを張る通常の対策ではすぐにカモが慣れてしまい効果が薄れてしまうことから、対策が難しいとされていた。
 同社は「実験を約2年間繰り返し、ようやくカモが嫌がる緑色の光線を見つけ出し、商品化に至った。今回開発したものはまだ初期型で、今後さらに研究を重ねて良いものを作っていきたい。少しでも農家の方々の力になれば」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年1月30日発行 No.488

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