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フランスの焼酎コンクールで米焼酎最高賞・・・・林酒造場

 フランス・パリで開催されたKura Master 2021 本格焼酎・泡盛コンクールで、距ム酒造場(湯前町、林敦子社長)の極楽しず馴(ごくらくしずな)が米焼酎部門の最高賞である審査員賞を受賞した。9月20日、パリのホテル・ド・クリヨンで授賞式を開いた。
 極楽しず馴は湯前町で収穫したヒノヒカリを100%使用し、常圧蒸留で焼酎にした。貯蔵期間は8年で、アルコール度数は25%。同社は今回の受賞を契機に、欧州市場への球磨焼酎の進出を進めたいとしている。
 同コンクールは2017年から欧州市場での日本酒の普及を目的に開催されている。主催はAssociationde Kura Master。対象は日本酒に限定していたが、今年度から本格焼酎・泡盛コンクールを新設した。芋焼酎・米焼酎・麦焼酎・黒糖・泡盛・樽貯蔵の6部門に分けられ、総計75蔵元・164銘柄がエントリー。フランスの一流ホテルのソムリエらが「食と飲み物の相性」に重点を置き、ラベルや産地などの情報を隠した状態で審査。100点満点の加点方式で、プラチナ賞は100〜93ポイント、金賞は80ポイントまで。プラチナ賞に選出された出品酒の中から審査委員長がプレジデント賞、審査委員会が各部門の審査員賞を決定する。
 米焼酎部門は33銘柄がエントリーし、プラチナ賞は繊月酒造鰍フ「川辺」、林酒造場の「極楽しず馴」、深野酒造鰍フ「誉の露」、(名)豊永酒造の「常圧豊永蔵」で、県内4銘柄が独占した。そのほか県内からは同部門金賞に六調子酒造鰍フ「長熟特吟六調子25度」、兜沒c酒造の「福田」・「はなてばこ」、深野酒造の「彩葉」、麦焼酎金賞に豊永酒造の「麦汁」、樽貯蔵部門金賞に六調子酒造鰍フ「六調子赤」、深野酒造の「刻の封印・琥珀」が選ばれた。また同時開催した日本酒コンクールでは純米酒部門プラチナ賞に千代の園酒造鰍フ「千代の園 純米吟醸 泰斗」・「千代の園 純米吟醸 翼」、金賞に「純米吟醸 七歩蛇」が選ばれている。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年1月30日発行 No.488

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