求人倍率は１・３４倍で前月と変わらず・・・・９月県内求人倍率

　熊本県内の９月の有効求人倍率（季節調整値）は、１・３４倍（九州１・１３、全国１・１６）で、前月と変わらなかった。九州では宮崎に次いで２番目。全体で１倍を超えたのは２０１４年７月以来８５カ月（８年１カ月）連続。正社員の有効求人倍率（原数値）は１・０７倍で、前年同月比０・２１ポイント増加した。熊本労働局まとめ。
　９月の有効求人数（季節調整値）は、前月比０・１％減の３万７２３７人で３カ月連続で減少。有効求職者数（同）は前月比０・６％減の２万７７１１人で３カ月ぶりに減少した。
　新規求人数（原数値）は、前年同月比１３・２％増の１万３３１８人で、７カ月連続で増加。うち一般フルタイム求人は同１７・１％増の９２１９人で７カ月連続で増加し、一般パートタイム求人は同５・３％増の４０９９人で２カ月連続増加した。
　これを主要産業別にみると、建設業（１０・７％増）、製造業（５１・４％増）、運輸業・郵便業（２３・４％増）、宿泊業・飲食サービス業（１４・４％増）、医療・福祉（１２％増）、サービス業（他に分類されないもの）（６・５％増）と増加し、卸売業・小売業（７・５％減）で減少した。
　新規求職申込件数（原数値）は、前年同月比３・３％増の５５７７人で、２カ月ぶりに増加。うち一般フルタイムは同１・８％増の３４５７人で６カ月ぶりに増加、一般パートタイムは同５・８％増の２１２０人で３カ月連続増加した。
　新規常用求職者（パートを含む）を在職者・離職者の態様別にみると、前年同月比で、在職者は１２・２％増の１４２６人で８カ月連続の増加、離職者は０・３％増の３６３５人で６カ月ぶりの増加、無業者は０・２％増の４８８人で４カ月ぶりに増加した。また離職者のうち、事業主都合離職者は２２％減の７５９人で６カ月連続で減少、自己都合離職者は６．８％増の２６５８人で、２カ月連続で増加した。
　安定所別の有効求人倍率順位（原数値）は�@球磨１・５�A水俣１・４８�B熊本１・４４�C阿蘇１・４�D上益城１・３６�E菊池１・３１�F宇城１・２８�G天草１・０６�H八代、玉名１・０４。
　九州・沖縄内の順位は、�@宮崎１・３６�A熊本１・３４�B佐賀、鹿児島１・２９�D大分１・１９�E長崎１・０８�F福岡１・０７�G沖縄０・７３。