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第3工場を増築し最新式の封入・封緘機を導入・・・・河田印刷

 渇ヘ田印刷(熊本市南区近見8丁目、河田猛宏社長)は、同地に増築していた第3工場が12月1日に完成したのに伴い、最新式の高速自動封入・封緘(ふうかん)機を新たに導入した。総事業費は約6千万円。
 第3工場は本社事務所・工場の東側に建設、建物は鉄骨造り平屋建てで、床面積は150u。工場内に新たに導入した高速自動封入・封緘機は名称が「メールロボ7100」。同機が対応できる封入物サイズは90mm×140mmから220mm×310mmまで、厚さは0・1mmから10mmまでで、最大6枚まで封入できる。封筒サイズは長3(定型)、角6から角2(定型外)、洋定型まで対応できる。また、二つ折り(A4、B5)へ挟み込みもできるという。処理能力は1時間に最大6千通まで。
 さらに、フィルム封筒にも対応でき、フィルム封筒サイズはA4、B5、長3で、封入物の厚さは0・1mmから5・0mmまでで、1時間に2500通までの処理能力がある。
 一方、導入した機械には封緘(のり付け)部もあり、のりを霧状、ビード状に噴射塗布。高粘度ののりから粘り気の無いさらさら糊、水まであらゆるものに対応できる。同様の機械を導入している県内の印刷会社などは少ないといわれている。
 同社の袋田鉄平生産管理課課長は「これまで当社では封入・封緘作業は人に頼ってきたが、最新式の封入・封緘機を導入したことで、時間的には生産能力が約10倍向上した」という。
 河田社長は「最大の特長は封入・封緘作業の自動化が図れた点にあり、スピードアップにも繋がっている。デザイン、印刷、仕上げ、仕分け、発送まで一貫して同社でできるためワンストップサービスが実現できた。また、当社はプライバシーマーク(Pマーク)も取得しているため、封筒への宛名印字もできるので、ぜひ利用していただきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年4月30日発行 No.491

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