求人倍率は１・３９倍で０・０１ポイント減・・・・３月県内求人倍率

　熊本県内の３月の有効求人倍率（季節調整値）は、１・３９倍（九州１・１７、全国１・２２）で、前月から０・０１ポイント減少した。九州では２番目。全体で１倍を超えたのは２０１４年７月以来９１カ月（８年７カ月）連続。正社員の有効求人倍率（原数値）は１・１倍で、前年同月０・１２ポイント増加した。熊本労働局まとめ。
　３月の有効求人数（季節調整値）は、前月比１・２％減の３万７９４８人で、５カ月ぶりに減少。一方、有効求職者数（同）は前月比０・１％減の２万７３６４人で２カ月連続で減少した。
　新規求人数（原数値）は、前年同月比１・９％増の１万４３９５人で、１３カ月連続で増加。うち一般フルタイム求人（同）は０・２％増の９１４７人で１３カ月連続で増加し、一般パートタイム求人（同）も４・９％増の５２４８人で８カ月連続で増加した。
　これを主要産業別にみると、建設業（６・３％増）、製造業（１９・５％増）、運輸業、郵便業（１１・５％増）、宿泊業・飲食サービス業（１８・８％増）、医療・福祉（７・３％増）と増加し、卸売業・小売業（１１・８％減）、サービス業（他に分類されないもの）（２０・９％減）で減少した。
新規求職申込件数（原数値）は、前年同月比２・８％減の６４６９人で、２カ月連続の減少となった。うち一般フルタイムは同６・１％減の３８７７人で２カ月連続で減少、一般パートタイムは同２・６％増の２５９２人で５カ月連続の増加となった。
　新規常用求職者（パートを含む）を在職者・離職者の態様別にみると、前年同月比で、在職者は８・３％増の２２２２人で２カ月ぶりの増加、離職者は８・３％減の３５５５人で２カ月連続の減少、無業者は６・３％減の６５７人で２カ月連続で減少した。
　また離職者のうち、事業主都合離職者は２３・３％減の６８７人で１２カ月連続の減少、自己都合離職者は４％減の２６２１人で、２カ月連続で減少した。新規常用求職者（パートを含む）全体では、２・９％減の６４３４人で２カ月連続で減少した。
　安定所別の有効求人倍率順位（原数値）は�@上益城１・８２�A阿蘇、水俣１・６１�C球磨１・５８�D熊本１・４９�E菊池１・４４�F宇城１・３３�G玉名１・２６�H八代１・２�I天草１・０９。
　九州・沖縄内の順位は、�@宮崎１・４１�A熊本１・３９�B佐賀、鹿児島１・３４�D大分１・２６�E長崎１・１９�F福岡１・０９�G沖縄０・７８。