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新社務所建設など境内整備事業に着手・・・・加藤神社

 加藤神社(熊本市中央区本丸、湯田崇弘宮司)は今年5月から、境内の社務所や授与所の新築建て替え工事や参道石畳の整備などを進める境内整備事業に着手している。
 同神社が創建150年、熊本城内再遷宮60年の節目を迎える記念事業とともに、熊本地震復興事業として「令和の大造営」を掲げて境内の再整備を進めるもの。同事業では、熊本城内に再遷宮した1962(昭和37)年に建てられた境内の社務所や授与所の老朽化や耐震不足などに伴い、新社務所や授与所兼参集所を建設するほか、神殿などの塗替工事、参道石畳の整備と熊本城側に玉垣の新設などを計画する。新社務所は鉄骨造り2階建て、延べ床面積620u。1階には事務所のほか、着付け室をはじめ多目的に利用できる和室や参拝者が外側から利用できる多目的トイレなどを設置。2階には結婚披露宴などで利用できる会場(最大100人収容)を設ける。また授与所兼参集所は鉄骨造り平屋建て、延べ床面積145u。御守などの授与所と祈願者・参拝者の参集所を設ける。
 工事は今年5月から境内南側の現在の授与所を解体し、同地に授与所兼集会所を建設。今年10月末に完成予定で、新社務所の完成までは仮の社務所としても利用する。また新社務所は2023年1月末から境内北側の現在の社務所を解体し、同地に建設。24年春頃に完成予定。合わせて2024年までに神殿の塗り替え工事や参道石畳の整備と玉垣の新設を完了する計画。総事業費は7億円。現在、寄付も募っている。
 湯田宮司は「境内建物の老朽化や熊本地震による被害もあり境内整備事業を進める運びとなった。清正公が政治信条とされた『後の世の為』を心に抱き、皆さまと一致団結してお参りできる環境を整えていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年8月30日発行 No.495

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