求人倍率は１・３７倍で０・０２ポイント減・・・・４月県内求人倍率

　熊本県内の４月の有効求人倍率（季節調整値）は、１・３７倍（九州１・１８、全国１・２３）で、前月から０・０２ポイント減少した。九州では２番目。正社員の有効求人倍率（原数値）は１・０３倍で、前年同月０・０９ポイント増加した。熊本労働局まとめ。
　４月の有効求人数（季節調整値）は、前月比１・８％増の３万８６３９人で、２カ月ぶりに増加した。一方、有効求職者数（同）は前月比３・２％増の２万８２３５人で３カ月ぶりに増加した。
　新規求人数（原数値）は、前年同月比５・５％増の１万３１７２人で、１４カ月連続で増加。うち一般フルタイム求人（同）は８・６％増の８７４３人で１４カ月連続増加し、一般パートタイム求人（同）は０・２％減の４４２９人で９カ月ぶりに減少した。
　これを主要産業別にみると、建設業（０・５％増）、製造業（２０・６％増）、運輸業、郵便業（９・６％増）、医療・福祉（１２・５％増）、サービス業（他に分類されないもの）（６・１％増）と増加し、卸売業・小売業（９・３％減）、宿泊業・飲食サービス業（１４％減）で減少した。
　新規求職申込件数（原数値）は、前年同月比３・３％減の８０３６人で、３カ月連続の減少。うち一般フルタイムは同２・６％減の４５０３人で３カ月連続で減少、一般パートタイムは同４・２％減の３５３３人で６カ月ぶりの減少となった。
　新規常用求職者（パートを含む）を在職者・離職者の態様別にみると、前年同月比で、在職者は７・９％増の１３８７人で２カ月連続の増加、離職者は６・３％減の６００３人で３カ月連続の減少、無業者は２・６％増の５９９人で３カ月ぶりに増加した。
　また離職者のうち、事業主都合離職者は１３％減の１７６８人で１３カ月連続の減少、自己都合離職者は１・８％減の３６７３人で、３カ月連続で減少した。新規常用求職者（パートを含む）全体では、３・５％減の７９８９人で３カ月連続で減少した。
　安定所別の有効求人倍率順位（原数値）は�@上益城１・６４�A阿蘇、水俣１・６�C球磨１・４２�D熊本１・３１�E宇城１・４４�F菊池１・２６�G玉名１・２１�H八代１・１２�I天草１・０１。
　九州・沖縄内の順位は�@宮崎１・４�A熊本１・３７�B佐賀、鹿児島１・３５�D大分１・３１�E長崎１・１９�F福岡１・０９�G沖縄０・８３。