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資材高対策で独自の果樹農家支援策・・・・JA熊本果実連

 熊本県果実農業協同組合連合会(=JA熊本果実連、熊本市小山町、橋本明利会長)はこのほど、世界情勢や円安などの影響で果樹生産資材が高騰している問題への対応として、独自に約1億3300万円の支援を行うことを決めた。
 価格高騰で苦しむ果樹農家を支援することによる長期的な果樹振興と生産量確保を目的に、同日開いた理事会で決定したもの。具体的には、品質向上や鮮度保持に関わる資材の確保や購入、施設で使用する重油使用量の削減に関する保温資材、落葉果樹省力施設導入・整備費などに関して価格上昇分を対象に支援することで、生産者の負担軽減を図るという内容。さらに、県産果実販売対策や熊本デコポンブランド向上を目的とした宣伝を行うために2900万円を投じる。これら生産と販売の両面で対策を行うことで農家の手取り所得最大化につなげたい考え。
 橋本会長は「不安定な情勢が続く中、これ以上の資材高騰は生産者の自助努力の範囲を超えている。持続的な国産農産物の生産と生産者の経営安定は地域社会の発展にも大きく関わる。これを実現するために行政などと連携しながら最大限の対策を行っていく」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2022年11月30日発行 No.498

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