２０億円かけ事業所の新棟建設・・・・倉敷紡績

　倉敷紡績�梶i大阪市、藤田晴哉社長）は菊池市の森北工業団地内にある熊本事業所の西側隣接地を取得し、新棟を建設する。来年３月着工し、２０２４年４月完成予定。投資金額は約２０億円。
　敷地面積は新たに５４６７�uを取得し、合計で６３６６�uとなる。新棟の階数などは未定で、延べ床面積は新たに６千�u増やし、合計で９３５７�u。同社は半導体製造装置に使用する高機能樹脂加工品の生産・開発を行っている。半導体市場拡大に伴い、今後も継続的な成長が見込まれることから大幅な増床を決めた。従来品に加え、新規加工製品の商品化を見据えたスペースを設け、生産能力と開発体制を現状の２倍以上に増強する。従業員数は２４人増やし、合計６０人。
　馬場紀生専務執行役員は「半導体市場の拡大により、製造装置市場も拡大している。一部報道では踊り場が来る推測が散見されるが、長期的な視野で見ると市場拡大が見込まれることから増床を決定した。事業を通じて県と菊池市における地域産業発展と雇用創出に励みたい」と話している。