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県内の高校3年生向けにノート無償配布サービス・・・・城野印刷所

 印刷業の鰹髢印刷所(益城町広崎、城野斉社長)は近く、県内の高校3年生に勉学用のノートを無償配布するサービスを始める。
 名称は「J・O・NOTE」。同社では卒業アルバム制作を数多く手がけてきており、「県内の学生を応援する」というコンセプトをもとに企画したもの。県内企業から同事業のサポーターを募り、企業広告の入ったノートを制作、県内の高校3年生約1万6千人に配布するという。最終的には全生徒を対象にそれぞれの始業式での配布を目指すという。配布方法は各高校へ配布後、高校教諭から生徒への手渡し。現在、県内高校生にアピールしたい、地元の若い世代を応援したいという企業サポーターを募集している。掲載料金は税別2万5千円から。

大分市の三恵印刷を完全子会社化

 印刷業の鰹髢印刷所(益城町広崎、城野斉社長)は11月6日、大分県の印刷業・三恵印刷梶i大分市下郡、高井道晴社長)の全株式を取得して100%子会社化した。株式取得金額は非公表。
 三恵印刷はチラシ制作やパンフレット・リーフレット・ポスター制作など幅広く展開するなど約70年の業歴を持っているが、後継者不足で譲渡先を探していたもの。今後は三恵印刷が外注していた輪転機によるチラシ印刷を城野印刷所が担うなど、スケールメリットを生かした相乗効果を見込んでいるほか、三恵印刷における各種業務を城野印刷所と共通のグループウェアにデジタル化することで業務効率化や共同仕入れによるコストダウンを図り、収益性を高めていくという。また、城野印刷所が昨年から展開しているスカウト型の新卒学生向け就職支援事業「SHU-KATSUくまもと」の大分県版サイトも近く開設する予定。今回の子会社化に伴って、三恵印刷の高井社長が相談役となり、城野社長が三恵印刷の社長を兼務する人事を近く正式決定する予定。
 城野印刷所は1916(大正5)年創業、資本金6600万円、従業員数約130人。
 三恵印刷鰍ヘ1949(昭和24)年創業、資本金3840万円、従業員約30人。2021年度売上は約4億円。
 城野印刷所の城野社長は「思い描く地方の印刷業の未来像が高井社長と同じであり、シンパシーを強く感じた。志を同じくする企業同士が手を取り合うことでさまざまなシナジーが生まれ、お互いの収益性の向上や事業領域の拡大が見込めると判断した」、三恵印刷の高井社長は「親族にも社内にも後継者がいない状態で悩んでいた時に、日本M&Aセンターからのお声がけがあり、今回の契約になった。城野社長からとても良いご縁をいただいたことに感謝している」とそれぞれ話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年1月30日発行 No.500

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