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6億1千万円かけ玉名市に低温物流拠点・・・・エア・ウォーターグループ

 産業用ガスなど手がけるエア・ウォーターグループ(エア・ウォーター梶k大阪市、豊田喜久夫代表取締役会長CEO〕)は2024年2月、玉名市寺田に低温倉庫を有した物流センターを新設する。投資額は6億1千万円。
 同グループ子会社である鞄本海水熊本工場筋向かいの遊休地5804uを活用。同グループの物流事業を手がける褐j通商の「熊本低温物流センター」として開所する。敷地内には2つの倉庫(建築面積1650u、580u)と事務所棟(203u)を建設。倉庫の温度帯は5℃〜15℃で、3温度帯で対応。新規雇用数は20人。
 同グループは自動車運転業務の時間外労働上限が規制強化される「2024年問題」の解消のため、JA熊本経済連、JA熊本果実連との3団体で、約3年間、「持続可能な物流体制の構築」などについて協議していた経緯がある。これまで県内には複数の団体が共同で使える低温保管倉庫がなく、青果を選果した当日にトラックに積み込み、輸送する必要があったため、運転手の待機時間やトラック積載率の余りが発生するなどの問題があった。今回の物流センターの完成により、青果の一時保管が可能になり、共同輸送による積載率向上、荷積みの効率化、待機時間の減少などのメリットが生まれるという。そのほか桂通商が有する物流中継拠点活用による大消費地までの効率的な長距離輸送が可能になり、規格外青果も加工し商品として販売するなどにも取り組むという。
 豊田会長は「生産者の目線に立った物流改革を行い、若い人が農業に関心を持てるような事業を取り組みたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年3月30日発行 No.502

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