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規格外のキクラゲ使用した加工食品発売・・・・城南町の山平さん

 キクラゲの生産、加工、販売を手掛ける熊本市南区城南町の山平拓義さん(40歳)は11月13日、規格外のキクラゲを使用した加工食品を発売した。
 新商品は「キクラゲのみそ漬け」と「キクラゲ炊き込みご飯の素」の2種類。山平さんは2019年に生キクラゲや乾燥キクラゲの販売を開始。令和2年7月豪雨で栽培施設が被災したが、地元住民の紹介を通じて約千uの施設(八代市坂本町百済来上)でキクラゲ栽培を再開。今回は規格外品を廃棄せず利用し、フードロス対策を目的に開発したもの。みそ漬けはからし風味のみそに漬けており、酒のつまみやご飯にも合うという。炊き込みご飯の素は鶏肉やニンジン、ゴボウなどが含まれ、炊飯器のみで調理できるため、子育て世代などを販売の対象とする。価格は両商品とも380円で、それぞれ月間千個の販売を目指す。道の駅坂本・東陽(八代市)、八代よかとこ物産館(同市)、火の君マルシェ(熊本市南区城南町)、スーパーストアダイノブ城南店(同町)で販売している。
 山平さんは「キクラゲはビタミンDや食物繊維が豊富で栄養価が高く、熊本県は生産量が全国2位を誇る。地域への恩返しと商品の生産増を目指し、今後は坂本町の雇用創出に寄与しながら、農業と福祉の連携を実現させたい」と話している。山平拓義(やまひら・ひろよし)さんは上天草市松島町出身。1982(昭和57)年5月16日生まれ。天草松島商業(現・上天草)高校卒。福祉業界で老人介護や障害者支援に携わった後、2015年からキクラゲの生産に関わり、2019年12月に「山之屋」(八代市坂本町)を発足。従業員数は4人。今後は中華や洋食の分野でキクラゲの加工食品の開発を計画している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年3月30日発行 No.502

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