福岡市中央区大名の複合ビルに福岡本社移転・・・・アーバンライク

　建築、不動産業の�潟Aーバンライク（荒尾市万田、吉野悟社長）は５月、福岡市中央区大名２丁目の福岡本社を同２丁目の複合ビル「福岡大名ガーデンシティ」に移転する。
　同ビルには九州初進出の「ザ・リッツカールトンホテル」などが入居しており、移転により企業ブランド力の向上を狙う。同ビルは福岡市中央区役所の東側、旧大名小学校跡地に４月に開業する予定。地下１階、地上２５階建てで、同社の福岡本社は同ビル７階に入居する。フロア面積は１３３�u。福岡本社は九州全域への事業展開における中心的な役割を担う拠点と位置付けており、同社の新規事業を取り扱う企画部門が入居し本社機能を有するほか、フリーアドレスのオフィスや社長室兼会議室、大会議室、カフェラウンジ、電話専用ブースを設ける。社員は５人。北向きに吹き抜けのある区画で、２階分の高さの窓が設置されている。また、セキュリティー面にも配慮し、オフィスの出入りにはカードリーダーが必要という。
　吉野社長は「福岡本社移転による企業のブランド力向上は特に採用活動などで大きな効果が期待できる。今春入社予定の内定者数は８人、２４年卒の学生は１５人を採用する計画だ」と話している。
　同社は２００８年設立。資本金は１億４５６万５千円。２０２２年１０月期の売上高は３２億２８００万円。「アーバンホーム」の名称で展開している住宅事業をはじめ、不動産や福祉関連、コンテナハウス、オフィスリノベーション、ＤＸソリューション事業を手掛ける。県内６カ所、福岡２カ所、佐賀・沖縄に各１カ所の事務所および営業拠点を設けている。社員数はパート含め１０１人。２１年７月に東京証券取引所が運営するTOKYO PRO Marketに株式上場した。