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新型コロナワクチン、小児向け最終治験を開始・・・・KMバイオロジクス

 医薬品製造販売のKMバイオロジクス梶i熊本市北区大窪1丁目、永里敏秋社長)は1月31日、開発を進めている新型コロナウイルスワクチンについて、小児向けに最終段階の第V相臨床試験(治験)を開始したことを発表した。
 同社ではウイルスの感染力や毒性をなくしてつくる不活化ワクチンによる開発を進めている。成人向けの最終治験は今年3月までにデータをまとめ、今年4〜6月の承認申請、2023年度中の実用化を目指している。
 小児向けの最終治験は6カ月以上12歳未満の健康な小児を対象に、2回接種した際の免疫原性および安全性を確認する。目標被験者数は540例。同日付で1例目の被験者に対して初回接種を行った。また小児向けについても迅速に最終治験を進め、成人向けと同時期での承認申請を目指している。
 永里社長は「小児向けの接種率は上がっておらず、安全性が高い不活化コロナワクチンに対する期待は高いと考えている。安全性の高いワクチンの承認を得てしっかりと供給を果たしていきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2023年4月30日発行 No.503

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